森の清流のようになりたい

水のような流動性をもったメンタルをコントロールしたい

勝手に努力する自分をビルディングする

努力というものは苦しみに耐え、誘惑を振り切り、報われなくても続けるもの、 いわば意思の力で本能を抑えつけることだと思っていました。 ですがそれは全くの間違いで、本能こそが努力の原動力であり、意思の役割はその力を正しく誘導してやることだったのです。 長く辛い道のりは本能の力をもってしてしか歩めません。理性や意思だけでは長続きせず、ただただ失敗体験を積み重ねていくだけです。

そのような本能と理性との関係は本書において「獣と調教師」と表現される重要な概念です。 本書にも数多くの心理的テクニックが載っていますが、それらは「獣と調教師」という思考の土台があってこそ真価を発揮します。 心理的テクニックは覚えさえすれば使えて結果が出る数学の公式ではありません。 当てはめるのは自分自身であり、自身を誘導、納得させなければなりません。 だからなぜ効くのか、どう効くのかわかってなければならないのです。

努力して成し遂げたい何かがある方、特に継続して努力するのが苦手だと思っている方には次の本がオススメです。