ジョブ・クラフティングの3つのステップ
1. セルフモニタリング - 問題点などの洗い出し
- いま自分は仕事に対してどう感じているのか?
- 日々のタスクでどんな感情を持ったか?
- 仕事で嫌なこと、やってみたいことなどあるか?
2. 改善のためのアプローチの方向を決める
改善といっても、いろいろ手を付けるとリソースが分散しちゃうんで、まずはアプローチの方向を絞り込むと吉。 以下の3つのなかから取り組むアプローチを決める。
- タスク:仕事に必要なスキルや知識のなかから、よりよいアウトプットに結びつきそうなものを考える。
- 人間関係:同僚でも顧客でも上司でもいいので、もっとよりよい関係性を結ぶために必要なことを考える。
- 目的:「仕事が持つ意義」を掘り下げてみる。
3. 仕事に新たな「肩書」をつける
こちらも上の事例と同じで、「病院の清掃員」を「病院のアンバサダー」と言い換え、仕事の捉え方を変えてみる手法。新たな「肩書」は、たんにマインドセットを変える以上の効果をもっている。新たな肩書によって仕事へのアプローチが変わり、結果として行動にも変化が出てくるからだ。 たとえば尿瓶を洗っているときに、自分を介護者の一員なのだと考えていれば、尿瓶を「洗うべきもの」ではなく「患者の健康レベルを示す指標」として捉えるだろう。そこに、行動と責任が生まれるのだ。